シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)

2010年12月17日

スポーツ活動により下腿の筋肉(後脛骨筋・長趾屈筋・ヒラメ筋)や筋膜(筋肉の表面の膜)、骨間膜などが脛骨の骨膜(骨の表面の膜)を異常に刺激して骨膜に炎症を発生させる為と考えられています。
陸上競技、サッカーやバスケットボールなどの選手によく認められ、特に過回内足や扁平足の方に多い傾向にあります。
症状は運動時や運動後の脛骨中下1/3内側の痛みです。
進行すると、痛みは歩行時にも出現します。
診察では脛骨中下1/3内側に著明な圧痛を認めます。

治療は保存的治療(手術しない方法)が原則です。
1ヶ月程度のスポーツ活動を控えて頂き、骨膜を刺激する超音波治療や電気療法、マッサージや温熱療法を施し、ストレッチや筋肉強化訓練を指導します。
鍼灸治療も併用すると更に効果的です。
何度も再発を繰り返される症例で過回内足や扁平足を有する症例では、適切なシューズを検討して頂くか、足底板を作成し装着して頂きます。
これらの治療にて改善が得られれば、十分なウォーミングアップやRICE処置を中心としたクールダウンを指導する事で、スポーツ活動が再開出来ます。

基本的には絶対の安静が一番です。
シンスプリントはそのまま運動を続けると、場合によっては疲労骨折に繋がり、数ヶ月の安静が必要となりますので注意が必要です。